20世紀初頭、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが、精油について「アロマ(香り)」と「テラピー(療法)」を組み合わせた『アロマテラピー』という言葉を使って以来、フランスを中心に医療面でアロマテラピーを活用するメディカルアロマテラピーが研究され、また、イギリスでは美容・リラクゼーションに応用され、評価を得てきました。
その後、精油についての化学的な研究が進むにつれ、原材料の植物が同じでも、成分(芳香成分)や効果・効能に違いがある精油(一般的に説かれるケモタイプ精油)の存在が明らかになりました。様々な場面でアロマテラピーの力が活用される現在、化学的に精油を理解した上で、明確に分けて使うケモタイプ・アロマテラピーの重要性が説かれています。
更にNARD JAPANでは、より確実で安全なアロマテラピーのためには、従来のケモタイプの概念から一歩踏み込み、分析を通じ分類したケモタイプ精油を使う必要があると考えています。NARD JAPANのカリキュラムでは、ケモタイプ精油、精油の化学についてしっかりと学び、日々の健康管理に活かす具体的で実践的な『ケモタイプ・アロマテラピー』を習得します。
NARD JAPANでは、目的に合わせて2つの入門コースと3つの資格取得コースを運営・認定しています。
資格取得コースは全国各地に広がる認定校で受講することができ、修了後、認定試験に合格・認定登録を申請することで、認定資格を得ることができます。
その資格を活かして活躍するフィールドは、アロマショップ、スクール、サロンをはじめ、スポーツクラブなどの施設、内科・産婦人科などの各種医療分野、老人介護、福祉施設などに広がっています。
資格は、NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)独自の資格認定制度によるものです。
入門コース: 資格取得コース: 資格名:
資格名: をクリックすると各資格取得の流れをご覧いただけます。
最上級資格のトレーナーがそれぞれインストラクター、セラピストコースを指導します。
アロマ・トレーナー試験 一次試験:筆記 二次試験:口述 |
受験資格 アロマ・インストラクター資格を保有していること 等。 |
アロマ・トレーナー資格認定 | アロマ・トレーナー試験合格後申請手続きにより資格認定証が発行されます。アロマ・トレーナー資格はアロマ・インストラクター資格認定校の申請要件です。 |
アロマセラピスト・トレーナー試験 一次試験:筆記 二次試験:実技・口述 |
受験資格…* (1)アロマ・セラピスト及びアロマ・インストラクターの資格を保有。 (2)実技セミナーに出席 等 |
アロマセラピスト・トレーナー資格認定 | アロマセラピスト・トレーナー試験合格後申請手続きにより資格認定証が発行されます。アロマセラピスト・トレーナー資格はアロマ・セラピスト資格認定校の申請要件です。 |
*受講・受験資格の詳細につきましては、事務局までお問い合わせください。
会員の皆さまは最新の会報誌の認定試験・受験要項をご確認下さい。
専門的なコースです。アロマ・インストラクターはアロマ・アドバイザーコースの講師資格で、認定校を申請できます。
アロマトリートメントの知識と技術を学びます。
アロマトリートメントの初めの一歩を体験できます。
アロマ・インストラクターコースの受講 |
受講資格… アロマ・アドバイザー資格を持っていること。等 |
アロマ・インストラクター試験 一次試験:筆記 二次試験:口述 |
受験資格… アロマ・インストラクターコースを修了していること。等 |
アロマ・インストラクター資格認定 | アロマ・インストラクター試験合格後、申請手続きにより資格認定証が発行されます。アロマ・インストラクター資格はアロマ・アドバイザー資格認定校の申請要件です。 |
アロマ・セラピストコースの受講 | 受講資格… アロマ・アドバイザー以上の資格を保有すること |
施術レポートの提出・審査 | 受験者は所定の施術レポートを提出し、協会が書式の審査を行い受験資格の有無を判定します。 |
アロマ・セラピスト試験 一次試験:筆記 二次試験:実技 |
受験資格… 受験資格審査に問題がないこと。等 |
アロマ・セラピスト資格認定 | アロマ・セラピスト試験合格後申請登録手続きにより資格認定証が発行されます。 |
リラックス・トリートメントコースの受講 | 受講資格 アロマ・アドバイザー以上の資格を保有すること。 |
修了 | 試験による資格認定はありません。申請手続きにより修了証が発行されます。 |
基礎を学ぶコースです。アロマ・アドバイザーは所定の手続き後、アロマテラピーベイシックを開催することができます。
入会 | |
アロマ・アドバイザーコースの受講 | |
アロマ・アドバイザー試験 | 受験資格… アロマ・アドバイザーコースを修了していること。等 |
アロマ・アドバイザー資格認定 | アロマ・アドバイザー試験合格後、申請手続きにより、資格認定証が発行されます。 |
アロマテラピーベイシック講師認定 | 所定の条件を満たすアロマ・アドバイザー認定者には申請手続きにより、認定証が発行されます。 |
フェイシャルスキンケア・ボディケア・ハウスケア・バスリラックス・ヘルスケア
どなたでも参加できる入門のコースです。アロマテラピーの楽しさを実体験できます。
アロマテラピーベイシック受講 | NARD JAPAN会員でなくても受講できます。 |
NARD JAPANの各認定コースで使用される基材(精油・植物油・ハーブウォーター)は、以下の条件を満たしています。これらの基準は、安全且つ適切なアロマテラピーの実践のためには必要不可欠な項目です。
<定義>
芳香植物から抽出した芳香分子の集合体で、成分の添加や除去を一切行っていないもの。化学的に検証を行い、分類したケモタイプ精油。
<基準>
①植物名(学名)、採油方法、採油部位が明らかであること。
②芳香成分、残留農薬、屈折率、比重、旋光度についてロットごとに国内で分析・検査され、結果に問題のないことが確認されており、その結果を公開しているもの。
<基準>
①化粧品(化粧油)であること。(シアバターはクリーム)
②植物名(学名)が明らかであること。(ファーナス油を除く)
③全成分表示に酸化防止剤(パラベンなど)が含まれていないこと。(ビタミンE(トコフェロール)は除く)※成分表示参考
④脂肪酸組成、残留農薬、酸化、鉛、ヒ素、カドミウム、重金属についてロットごとに国内で分析・検査され、結果に問題のないことが確認されており、その結果を公開しているもの。
<基準>
①化粧品(化粧水)であること。
②植物名(学名)が明らかであること。
③水蒸気蒸留法で採ったものであること。
④全成分表示にパラベンなどの防腐剤が含まれていないこと。※成分表示参考
⑤pH、残留農薬、鉛、ヒ素、カドミウム、重金属、一般細菌数、大腸菌群についてロットごとに国内で分析・検査され、結果に問題のないことが確認されており、その結果を公開しているもの。